| ■日常生活の中のWHOM(フーム) (83) (2004年7月28日) 現代社会が必要とするWHY (]) (トライアングルの法則から) 『現代社会が必要とするWHY』 も最終回となりました。現代社会において、様々な問題に対して単にその場的、一時的な対策を提示するだけでは不十分であり、それら問題の根本である WHY (目的、動機) を見つめて行くことの必要性を、WHOM(フーム)の12の基本法則の観点から考えてきました。最終回はWHOMの基本法則の中でも最も基本となる「トライアングルの法則」の視点から『現代社会が必要とするWHY』について考察したいと思います。 日本の青少年を対象としたアンケート調査結果がテレビ・新聞等で報告されていますが、どうやら自分自身、そして日本の将来に対して自信や希望にあふれていると答える青少年の比率は低下しているようです。アンケートの数字をそのまま鵜呑みにするわけには行きませんが、確かに日本の青少年の状況に、さらには日本の社会全体にも閉塞感があるのではないでしょうか。例えば、高校生の中途退学が多くなっているとか、日本企業が国際的な価格攻勢に対して疲弊しているといったことなどをあげることができます。このような状況を打破する手がかりは何でしょうか。 WHOMの基本法則の中で最も基礎となる『トライアングルの法則』は「全ては、一つの三角形で説明できる」という法則で、ものごとが結果として成功・成就するためには、目的・構想(WHY)を一定に保ちながら(水平ライン)、必要な材料・手段(HOW)をエスカレート変化させる(斜めのライン)必要があるということを意味します。逆に言えば、@目的・構想(WHY)を一定に保てず、曖昧になったり、ふらふらしたりしていると、或いは、A必要な材料・手段(HOW)がきちんと準備、整備されていないと、ものごとは結果的に成功・成就しないことを表しています。 日本は諸外国と比較して、必要な材料・手段(HOW)は十分に整備されているはずです。ところが、個人、家庭、企業、家庭、国家といった各レベルにおいて、将来に向けた目的・構想(WHY)が必ずしも明確になっていない、或は明確にしようとしていない場合が多く、仮に目的・構想があったとしても短期的、場当たり的になっていることが多いのではないでしょうか。戦後の日本は世界最高水準の生活環境(HOW)を手に入れました。現代において個人から国家に至るまで将来に向けた目的・構想(WHY)を再考し、再定義して飛躍する段階に至っていながら、その点が曖昧になっているように思えます。トライアングルの法則からすれば、目的・構想(WHY)が曖昧なままでは物事の成功・成就は困難です。 企業を例にあげれば、明らかに提供する商品が他社商品に比べて何らメリットがなければ成功・発展は困難でしょうが、企業が長きに渡り成功・発展を継続するためには、最終的には顧客に対する誠実な姿勢(WHY:目的・構想)であり、逆にそのWHYがあれば顧客にとって魅力的な商品(HOW:材料・手段)をやがて提供できるようになると思うわけです。魅力的な商品(HOW)が無いのではなく、魅力的な商品を生み出す目的・構想(WHY)が十分で無いというわけです。 目的・構想(WHY)を実現できないというのは、材料・手段(HOW)が無いからという消極的な姿勢より、信念を貫き、情熱をかけることができる目的・構想(WHY)が明確であれば、材料・手段(HOW)は調達でき、やがて目的・構想は実現されるという積極的な姿勢が閉塞感のある現代社会を変えて行くのではないでしょうか。 10回にわたりお付き合いありがとうございました。 - 人生四苦八苦 - より詳細にWHOMについて学ぶことを希望される方は、 セミナーコーナーで紹介されている、 全国各地で開催中の各種WHOMセミナーに参加されることをお勧めします。 WHOMを学ぶことにより、次のようなメリットがあります。 @様々な課題に対して、その原因(動機)にまでさかのぼり本質的な分析が可能となる。 A様々な課題に対して、より全体的な視点から分析することが可能となる。 B公式を習得することにより、自分自身で問題解決の方向性を見出すことが可能となる。 |
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