■日常生活の中のWHOM(フーム) (75)           (2004年1月2日)

現代社会が必要とするWHY (U) (目的先行の法則から)


子供たちへの虐待事件の報道が後を絶ちません。それも殴る、蹴るといった暴行から、食事を与えない、 無視するといった精神的な虐待まで様々な事件が報道されています。生まれて間もない乳児までが 虐待により命を失うという状況にもあります。WHIのホームページで繰り返し訴えていますように、 親に頼るしかない低年齢の子供にとって、親から受ける虐待ほど辛いものは無いと思うわけです。

厚生労働省の統計データによれば、全国の児童相談所で受付けた児童虐待に関する相談件数は年々増加 傾向にあり、今から約10年前の1994年にはわずか1,961件であったにもかかわらず、 2000年には17,725件、2001年には23,310件となっています。なぜ親が子供を 虐待するかについては様々な要因が考えられ、単純に夫婦の問題と片付けるわけには行かないでしょうが、 それでも子供を産んだのは夫婦ですから、夫婦に最大の責任があることは間違いないでしょう。 そして児童虐待については、そもそも子供ができる前の結婚に対する2人の姿勢にも大きな問題が あるのではないかと考えるのです。

現代社会の風潮として、「できちゃった結婚」がありますが、子供ができたから結婚するというのは どう考えても順番が逆だと感ずるのです。子供を産み、育てるという事は大変な時間とエネルギー、 そして何より子供に対する愛情が必要となるでしょう。その大変さ、責任の重さを夫婦として認識し、 それでも子供を産み、育てたいという強い願いと意志がなければ、嫌になれば子育てを投げ出したり、 最悪虐待といった事態にまで至るのではないかと感ずるのです。人間ほど生まれてから、成人する まで、親が面倒を見なくてはならない存在は無いわけです。

WHOMの基本法則 のひとつに、『目的先行の法則』があります。これは 「存在よりも、目的(原因、或いはWHY)が 先にある」 という法則です。至極当然に聞こえる法則ではありますが、この法則を言い換えれば、 目的であるWHYが先になければ、存在は成立しないということになります。

短期間であれば目的(WHY)無しに、結婚生活も子育ても可能かもしれません。しかしながら、 長期に及んだ場合、様々な困難が現れることが予想され、目的(WHY)がなければいつか行き詰まる のではないでしょうか。

- 人生四苦八苦 -



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