■日常生活の中のWHOM(フーム) (55)           (2003年4月22日)

成功の基本(7−1) (HOW・WHYの法則から)


WHOM(フーム)の基本法則のひとつに、『HOW・WHYの法則』がある。これは  「完成は、まずHOWが成熟し、WHYと一致することによって成される」という法則である。 ここにおいてHOWとは「方法・手段」を表し、WHYは「目的・構想」を表す。そして HOWは0から出発して、1、2、3・・・99を経て100に至り、WHYと一致すること により完成すると『HOW・WHYの法則』は伝えている。

今回と次回はこのHOW・WHYの法則が「成功の基本」の本質を伝えていることについて、 HOW・WHYの法則を2段階に分けて解説する。

さて、HOW・WHYの法則をよく読むと2つの部分(段階)から成り立っていることがわかる。 つまり、完成するためには、@HOWが成熟し、AWHYと一致することが必要というわけである。 今回は@の「HOWが成熟する」ことの重要性を考えてみたい。

人は時として楽をして何かをしたい、得たいといった気持ちになることがある。そんな時、その 気持ちのごとく行動して、仮にうまく行ったとしよう。例えば、「テスト勉強が嫌で、カンニングを していい成績をとる」とか、「スポーツの練習が嫌で練習を余りしなかったけれど、試合ではラッキー にも相手のミスで勝つ」、といったことが挙げられる。極端な例では「働くのが嫌で、人のお金を 盗んで生活する」といったことも挙げられよう。

ところが上記のような例は決して長続きせず、短期的にはうまく凌いだように見えても、いつか 限界に陥る。カンニングを続けても自分の真の実力とはならず、練習をせずに試合で勝ち続ける ことは不可能で、お金を盗む犯罪を繰り返せば、やがて警察に逮捕されるだろう。結局、「HOWが 成熟する」ことなく結果100を望んだから限界に至るのである。つまり自分自身が、方法・手段 (HOW)を努力して積上げることをせずに、言い換えれば自己の責任を果たさず結果を求めようと したから、やがて限界に陥るのは必然である。

さて80年代の日本のバブル、90年代の米国のITバブルも、「安易」な資産運用によって大儲け、 一攫千金を狙ったことの結果であろう。誤解を避けるために記すが、確実に資産運用することは 決して楽ではないし、素人がギャンブル感覚でエキサイトすることを楽しみにするようなものではない。

さらに身近な例では、世の中には公に認められたギャンブルがあるが、趣味の範囲のギャンブルなら まだしも、ギャンブルで楽をしてお金を儲けようというような発想では、結局大損することが結末で あろう。仮に大金を手にすることがあっても、あぶく銭になり身につくようなお金ではあるまい。 「楽をしてお金は得られない」わけである。或いは「うまい話などない」わけである。

前記のバブルの例もギャンブルの例も、「HOWが成熟する」ことなく結果100を望んだ結末で ある。一方、着実に自己の責任を果たし、方法・手段(HOW)を努力して積上げることをした人は、 HOWが自分の物になっているし、本物となっているので、「あぶく銭」のようにすぐに消えて なくなるものではない。

自己の責任で、@「HOWが成熟する」ように、つまり、HOWが0から出発して、1、2、3 ・・・99を経て100に至るように、継続的な努力をすることが「成功の基本」である。 (つづく)


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