■日常生活の中のWHOM(フーム) (54)           (2003年4月11日)

成功の基本(6) (目的先行の法則から)


WHOM(フーム)の基本法則のひとつに『目的先行の法則』がある。これは「存在よりも、目的 (原因)が先にある」という法則である。

一見すれば当然のような法則であるが、この法則を言い換えれば「存在(結果)は明確な目的があって こそ得られる」ということである。

私はかつて週末のビジネススクールに2年ばかり通ったことがあった。その時、自費で学んでいる人と、 会社の経費で学んでいる人では明らかにクラスに臨む姿勢に違いがあった。誰しものんびりしたい週末 であるにもかかわらず、しかも月5万円前後の受講料であるため決して経済的負担は楽ではない中で、 自費で学ぶ人はほぼ例外なく真剣そのものであった。クラスを休むことも少なかった。なぜなら彼らには 自分で決めた明確な目的があったからである。

一方、会社の経費で学んでいる人は、どちらかと言えばクラスにおける発言の姿勢も消極的であり、 休みがち、中途挫折する人もいた。自分で決めて参加したというよりは、会社が行けと言うから学ぶ 場合は、自発的で明確な目的がない場合もあったわけである。「なぜ週末にまで勉強しないとならない のか?」、といった雰囲気にもなりやすい。

「成功の基本」をテーマに話を進めているが、『目的』を明確にしている人、そして組織は、@その目的を 判断基準としておかれた環境を的確に分析し、A目的に至るまでの困難にもかえって勇気を得て、組織で あれば一致団結して、そしてB巡ってくるチャンスを活かすことができる。

ところが『目的』を明確にしていない場合は、@おかれた環境に流されるだけであり、A目的に至るまでの 困難に逃げ出したり、不平不満を言ったり、組織であれば無責任になり、そしてBせっかくのチャンスも 気づかずに見過ごすことが多い。 (つづく)


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