■日常生活の中のWHOM (47)           (2003年2月11日)

責任の可能性(2) (自由・責任の法則から)


第45回の責任の可能性(1)では、“責任”と言う事は少なくとも次の2つの観点から重要であることを述べた。

@ 何かを成し遂げる
A 人と人の輪が拡大する

WHOMの基本法則のひとつである 『自由・責任の法則』は、自由と責任がセットになっていて、「人間は、自由意志により自分の “責任”を果たさずに完成することはできない」ことを伝えている。

例えばパソコンを考えると、スイッチをONにすると動き出すし、あるキーをたたけばそのキーに 応じた動作をする。極めてシンプルでわかりやすい。そしてまず間違うことをしない。何度「A」と いうキーをたたいても、画面には必ず「A」が現れる。言い換えれば自由度が無いわけである。

しかしながら、人の場合は決められた通りに何か行動することは稀である。子供に勉強しなさいと 言っても子供は簡単には言うことを聞かないし、自分はこのようになりたいと願っていても、必ずしも 自分自身をそのようにコントロールできるわけではない。そしてパソコンと違って間違いが多い。 勘違いとか、誤解とかたくさんある。言い換えれば自由度があるわけである。

人間に自由があることは、それだけ将来に可能性が秘められていることは誰しも認めるところで あろう。パソコンのように、何度繰り返しても決まり切った結果が出るわけではないのである。 決まった結果しか出ない人生であればなんとつまらないものになるであろうか。

しかしながら自由があることで、悪い結果を生む可能性も秘めている。そのため、悪い結果を 生まないように責任が必要になると考えると、「自由」も「責任」も結局、人がよりプラスの可能性に 向けて自ら発展するように与えられた特権のように感ずる。

親は通常、自分の子供には自由にさせてあげたいと願うが、それは親の子供に対する愛情と尊重の 現れであろう。ただ子供が失敗しないように、最低限果たすべき責任(ルール)についての指導は するであろう。このことからも「自由」と「責任」の両方が人の成長・発展に必要であり、それらの背景には 実は愛情があると感ずるのである。 (おわり)

- 人生四苦八苦 -


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