■日常生活の中のWHOM(フーム) (41)           (2003年1月9日)

もっと話そう  (三大責任の法則から)


最近の新聞、雑誌の記事を見ると、精神的に沈みがちな人、心から笑ったりするといったことが 少なく気持ちが平坦な人が増えている。

逆説的ではあるが、世の中が先行き不透明であり、景気も悪いから、気分が重くなり人と話す 気持ちにならないのではなく、このような状況にあるからこそ、より多くの人と話して、困難を 共有したり、互いが理解し合ったりすることに喜びを感じ、元気を得るべきではなかろうか。

家庭、学校、職場で、そして食事の時、仕事をしている時、休憩する時、ほんのわずかな会話で あったとしても交わすことにより、人の心は相当リフレッシュされることを感ずる。いや、 極論するとそのような会話によって人は勇気づけられ、元気になると感ずる。

情報技術のおかげで、多くの人とメール交換して交流することができるようになったが、反面、 「生」で人と話し合う機会が少なくなり、感情の起伏がやや乏しい人間関係を継続する傾向に あるのではなかろうか。以前なら会社で上司と部下で考えが異なれば、顔をつき合わせて話し 合ったものだが、最近は互いに余り干渉することを嫌い、少々頼みにくいことでもメールで 済ませてしまうことができる。つまり心の葛藤(感情の起伏)をさほど感じなくても、事を 進めることができるわけである。

WHOMの基本法則のひとつに、 『三大責任の法則*』がある。これは人が生涯をかけて自ら3つの大きな責任を果たすことにより、 人格的に豊かになって行くことを示している。三大責任を果たす努力を重ねることは社会生活の 様々なシチュエーションで成功の鍵にもなる。

*:三大責任
@使命完成(自己確立:真理の相続): 自己を確立すること。
A調和完成(対象投入:愛情の相続): 人と交流することにより愛情を深めて行くこと。
B敬慕完成(評価完成:威厳の相続): 人から自然と尊敬され、慕われるようになること。

今回のテーマは「もっと話そう」であるが、話すことを通じて人と人の交流が深まり、互いを より理解し、思いやり(愛情)をもてるようになることを大切にしたい。愛情を注ぎたいと 思う人がいてこそ人の心は豊かになるのだから。 (おわり)

- 人生四苦八苦 -


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