■日常生活の中のWHOM (31)           (2002年10月30日)

家族の幸せ (2)  (目的と価値の法則から)


前回、家族が共通の目的・価値観で結ばれていれば、年を重ねるごとにその目的・価値観が目指す理想・目的地に近づき喜びも増すであろうが、異なる目的・価値観であれば、年を重ねるごとに互いの距離はどんどんと離れて行くことを記した。

さらに、社会は個人・家庭の集合体であり、国家、世界は社会の規模を拡大したものである。結局社会、国家、世界において、共通の目的・価値観があれば、時代の進展と共により理想像に近づいて行くため、社会、国家、世界を構成する個人、家庭に希望や喜びが増すはずであることを記した。

しかしながら、従来、共通の目的・価値観を持つと言えば、独裁者による支配という形態がどうしても脳裏をよぎるわけであるが、独裁者の支配という場合は、共通の目的・価値観が自己中心であったり、一部の者に有利であったり、反社会的であったり、全体を意識した目的・価値観ではなかったわけである。その点には注意しなければならない。客観的かつ普遍的な、つまり誰しも、どの地域でも、どの時代でも認められ、支持される、共通の目的・価値観である必要がある。

家族が同じ目的・価値観で、世界を見つめ、歴史を見つめ、未来を見つめ、年を重ねるごとに、お互いが成長し、ゴールに近づいていることを確認できることが家族として最高の喜びではないかと、子育て半ばの私ではあるが強く感ずる。夫婦もいわゆる恋愛感情の段階から、年を重ねるにつれて、共通の目的・価値観に近づき、互いが尊敬でき、信頼できるようになってこそ、愛情が一段と深まるのが本来の姿ではないかと思う。

- 人生四苦八苦 -


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