■日常生活の中のWHOM (16)           (2002年9月2日)

掛け声 : 強いスポーツチームと強い飲食店の共通点 (2)
(三大責任の法則、根源唯一の法則、主体・対象の法則、三数完成の法則から)



前回、強い野球チームは声が出ていることについてまとめた。同様のことは、スポーツだけではなく、ビジネスの場面でも見かける。

先日、広島を旅した時に雰囲気の良さそうなラーメン屋があり入った(度々ラーメン屋の話をするが)。すると元気のいい声があちらこちらから聞こえてきた。「いらっしゃいませー」、「いらっしゃいませー」・・・と。

従業員は10名くらいで比較的大きな店であったが、とにかく誰かが何かを言うと、その店の全員で声を掛け合っていた。

「ラーメン1丁、のりたまご付」と、オーダーを取った人が明るく大きな声で言えば、調理する人が復唱することはもちろん、あちらこちらにいる従業員から「はい、ありがとーございます」、「ありがとーございます」・・・と聞こえてくる。同様のことは、様々な飲食店で実施されていて特段珍しいことではないのだが、それが業務命令でしていると言うよりは、みんなで全体を盛り上げようと「本気」になっていることがよくわかった。出されたラーメンの味も非常に良かったが、店の中にいるとその活気と、楽しい雰囲気に元気づけられた。そんな雰囲気を求めてか、店が表通りに面していなくても、次から次へと客足は途絶えなかった。

さて、この店にいて、前回述べた強い野球チームの特徴と同じだと感じた。声を出すことによって『自分自身』の意識を接客、調理に集中することは「使命完成(自己確立)」を意味する。また同僚と声を掛け合うことによって『店全体』の雰囲気を盛り上げることは「調和完成(対象投入)」を意味する。そして、その様に声を掛け合っているラーメン屋は活気にあふれ、『来店した客』が元気づけられることは「敬慕完成(評価完成)」を意味する。

場面はスポーツチームと飲食店と違っても、結局成功するパターンは同じようである。三大責任を成し遂げることが成功の鍵である。


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