![]()
| ■日常生活の中のWHOM (10) (2002年8月21日) 逆転した価値観の再逆転の時(2) (HOW・WHYの法則から) 前回(第9回)、21世紀を迎えるにあたり多くの人が希望にあふれる新世紀の訪れを期待したものの、現実は国内外において様々な社会問題がさらに混迷の色彩を強めていることに対して、WHOMはこれら問題の本質は「HOWとWHYの逆転」によると考えていることを記しました。 このことに関連して、前回に引き続きもう少し具体例をあげます。WHIのホームページ『経済』のコーナーでもすでに議論されていますが、多くの国では経済発展を目指し、経済成長率が常にプラスでないといけないかのような政府の声明が繰り返されます。 しかしながら、考えてみれば、大量にモノを消費し、地球環境を破壊したり、地球資源の枯渇を招いたりするような経済成長は自分で自分の首を絞めるようなものであることは誰しも認めるところです。もちろん、世界の大半の国家は経済的に厳しい状況にあり、国連の発表によれば世界中で1日に餓死する人は10万人にも及ぶということですので、その様な状況下にある地域については待ったなしの対策が必要であることは事実です。 上述の経済の例においても、「HOWとWHYの逆転」現象が見られます。即ち、経済活動もWHYである「人の内的な成長」や「人と人との愛情と信頼関係の構築」に目的・動機があるはずなのに、それを忘れてHOWである「生活上の外的条件・環境」の実現の追及に偏ってしまっているわけです。 人が人らしく生きて行く上で、衣・食・住といった環境を整備する必要があることは言うまでもありませんが、HOWである「生活上の外的条件・環境」の実現の目的は、飽くまでWHYである「人の内的な成長」や「人と人との愛情と信頼関係の構築」の実現にあることを、WHOMの基本法則の1つである『HOW・WHYの法則*』は述べています。 *『HOW・WHYの法則』: 完成は、まずHOWが成熟し、WHYと一致することによって成されるという法則。 「生活上の外的条件・環境」を追求すればどこまで行っても際限はなく、またモノが限りなくなければ幸せを感じないような生き方は本来的ではないと感じます。それは「モノ」に「心」が支配されている、即ち、「HOWとWHYの逆転」現象であると考えられます。別の表現をすれば本末転倒ということになります。繰り返しになりますが、「モノ」(HOW)が必要でないと言っているわけではありません。「モノ」は「心」の成長を支援することを通して、その役割を果たすわけです。 どんなにすばらしい家に住み、豪華な食事をしたとしても、1人ではさびしいものです。「生活上の外的条件・環境」を整えるのは、人が内的に成長し、人と人が愛情と信頼関係を築くためです。モノを限りなく満たしたり、消費したりすることよりは、自分自身が成長し、人と人との間に愛情と信頼関係を築くことで真の幸せ、満足を感ずると思うわけです。しかしながら、自分自身が成長し、人と人との間に愛情と信頼関係を築くことには、ある一定の努力が必要で、それより安易な「モノを限りなく消費すること」に満足を求めがちです。やはり「HOWとWHYの逆転」であるわけです。 モノを消費することにより幸せを感ずるのではれば、例えば40年前、あるいはもっと遡って江戸時代の日本とは比較にならない位にモノを消費している現在の日本人は、その当時より何倍も何十倍も幸せを感じていいはずですが、事実はそうではないと思います。 モノ(HOW)に振り回されて、本来あるべき人との愛情と信頼関係(WHY)を失いつつある現在において、この「逆転した価値観」の『再逆転』なくしては、個人においても、広くは社会、国家、世界においても、様々な問題を根本的に解決することは不可能とWHOMでは考えています。『すべての "HOW" は "WHY" のために!』、これがWHOMの合言葉です。しかしながら、「逆転した価値観」を『再逆転』するためには、明確で、確固たるWHY(哲学)が必要になります。そのような哲学としてWHOMを提唱しています。 より詳細にWHOMについて学ぶことを希望される方は、 セミナーコーナーで紹介されている、全国各地で開催中の 各種WHOMセミナーに参加されることをお勧めする。 - webmaster - |
|
|