| ■記事■ |
| ■スポットライト もきちのきもち 〜ある中学校の保健室にて〜 bP7 スポットライト 本番の朝の空は、晴れ渡っていた。 近くにある文化センターで、文化祭をするようになって2年目。現地集合、昼食は学校に戻り、またそこまで歩いていく。練習の成果はいかに。文化祭の幕はゆるやかに開かれた。 午前の部は、演劇部の発表。適材適所とはこのことだ。見事なキャスティング、大胆な演技に圧倒される。知られざる一面に遭遇して感激した。自殺した少年がゴーストとなって、導いてくれる天使と共に自分の家庭に舞い戻り、人生の中で大切なことを考えるという内容。興味深いシナリオだった。 午後は学年対抗合唱コンクール。2000名入る大ホールのステージは輝いていた。そこに、全校生徒が次々と上がり、クラス一丸となって熱唱する。緊張の面持ち、初めての挑戦、小さな1年生の歌。ちょっぴり余裕、個性あふれる2年生の歌。最上級生の貫禄、3年生の歌はどれも迫力がある。保健室で泣いていた一人一人が堂々とやり遂げている姿に笑みがこぼれてしまう。 実力よりも大きなことへの挑戦は、人をぐんと成長させる。立派なステージが未知の力を引き出してくれるのだ。途中どんなにもめても、やはり最後に心が一つになったクラスの歌は感動を呼んだ。 吹奏楽部の発表では、いつも保健室でしおれている面々も、リズミカルに生き生きと演奏を繰り広げる。「そうよ!本当はああいう子なのよ。」なんだか、とってもほっとする。保健室では見たことのない躍動の表情だった。 熱い熱い豊かな一日が終わろうとする時に、文化祭実行委員長が挨拶をした。ちょっとそっけなかった。このような恵まれたところで文化祭ができることをこの子達はこのまま当たり前と思ってしまうのだろうか。このような環境を整えるために大人たちはずいぶん苦労しているが、そういうことに気づけというのが無理なのか。感謝の言葉が聞こえてこなかったことにさみしさを感じていたのは、私だけだろうか。そばにいる大人として責任を感じる。私の帰り道に、夕陽が影を落とす。 あのような舞台には2度と立てないかもしれない。そこで浴びたスポットライトの緊張と心地よさ。心に残れ、明るい思い出として。 (もきち) ◆ WHI (ホワイハウ研究所) より WHIの基本理念であるWHOMを学ぶことには、次のようなメリットがあり、 皆さまの日々の生活、そしてビジネスの羅針盤としてその役割を果たすことを確信しております。 @様々な課題に対して、その原因(動機)にまでさかのぼり本質的な分析が可能となる。 A様々な課題に対して、より全体的な視点から分析することが可能となる。 B公式を習得することにより、自分自身で問題解決の方向性を見出すことが可能となる。 WHIでは、子育てを含む家庭内の様々な課題を本質的観点から解決しようと、各種セミナーや カンセラー講座を全国で展開中です。さらにビジネスパースンにとっては21世紀に向けた本質的な ビジネスのあり方についてのビジネスセミナーを開講中です。ご興味のある方はぜひWHIへコンタクト してみてください。info@whi21.com WHI会員登録も受付中です。 |
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