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■長期的視点・短期的視点


私達が生活を続ける中で、あるいは企業がビジネスを続ける中で、長期的視点と 短期的視点の両面が必要であろう。そして一般的には長期的視点がより主体的であり、 短期的視点は長期的視点に基づく対象的な視点となる。

ところが、意外と主体であるはずの長期的視点については深く考えられていない。 小さな子供であれば、大人になったら・・・、という視点があるわけだが、大人に なって久しい人は5年後、10年後の自分をみつめながら生活をされているだろうか。 ただ漠然と生活し、短期的な視点で今日はどのテレビ番組を見ようかとか、何を 食べようかといったことに自分自身が埋もれていることはないだろうか。

企業の場合も同様で、企業経営が順調であれば、そのことがいつまでも続くと思い込んで、 緊張感無く長期的な準備が不十分となる場合がある。逆に企業経営が順調でなければ、 長期的な視点よりは短期的な視点で利潤をとにかく求める傾向がある。

短期的な視点が悪いと言っているわけではなく、長期的な視点に基づき短期的には 具体的に何を優先して行くのかという計画がなくては、何かを成し遂げることは 困難となる。短期的な視点「だけ」の行動では、どうしても場当たり的な行動となり、 ふり返ったら時間だけが過ぎてしまったことに気づくのではないだろうか。

ポスト高度経済成長期という時代的な背景もあるが、この長期的な視点を見出せない 人が多いことが、現在の日本と日本人に余り元気がない理由のひとつと考える。

(YOSHI)





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