| ■記事■ |
|
■変わるための努力
従来、航空機が着陸してゲート到着後に静止すると同時に、シートベルトのサインが 消灯されたが、最近になって静止後さらに航空機のドアに、ゲートからの通路が接続 されるまでシートベルトサインは消灯されなくなった。機内アナウンスによれば、 安全確保のためらしいが、従来からの習慣があるため90%以上の乗客は航空機の静止と 同時に一斉に立ち上がり荷物を降ろしたり、ドアに向いだす。一度習慣となった行動を 変えることは容易ではなく、まして先を急ぐ乗客の行動を変えることができるのか、 今後の行方を見たいと思っている。 東京では早くから電車利用時のマナーは比較的良いと感ずるが、関西に出張した時に 時々利用する阪急電車の取り組みは評価するに値すると思う。ある関西の鉄道会社は、 「社内での携帯電話のご利用は、心臓ペースメーカーなどの医療器具に悪影響を与える 恐れがあるため、ご利用をお控えください。」と、同じ文句を機械的に繰り返すだけで あったり、「駅コンコースは終日禁煙です」と、これまた同じアナウンスを機械的に 流すだけであったり、公共交通機関をあずかる会社としての社会的責任を真剣に考えて いるのか疑問を感ずる。一方、阪急電車の場合は、すでに昨年春頃から、「車内では 携帯電話はご利用できません。車両の最前列と最後尾は携帯電話の電源をOFFにして 下さい。」と、明確なアナウンスを車掌は流している。また最前列と最後尾の車両に 隣の車両から移動する時には、ドアのガラスに「携帯電話の電源OFF」とシールが 張られている。実際はどの程度の効果をあげているのかデータは無いが、会社として 必ずマナーを改善するという強い意識と、継続的な取組み姿勢を感ずる。 人の行動はなかなか変わらないことが多い。正しいとわかっていても、それでも 変わらないことが多い。そのような中で、人が変わるためには、無理だろうと思って 曖昧な姿勢でいるのではなく、積極的に、継続的に働きかける努力が必要となる。 そしてこの努力を続けるためには、明確な責任意識がなければ不可能であろう。 企業以外にも、学校、自治体、そして個人に至るまで、明確な責任意識をもって 取組んでいる場合は、いつか人の心を動かし、人を変えることができるのでは ないかと思う。 (YOSHI) |
||
|
|
||