■言論の自由  (2004年3月20日号)


雑誌の出版差し止めにからんで、<プライバシーの侵害>と<言論の自由>で 再び無限ループの論争となっている。不正に対して立ち向かう言論であれば 評価もできようが、個人の悲しい出来事に対して「スクープ」と称して 売り込もうとするのはつまらないだろう。「言論の自由」を論ずる以前の 問題である。

しかしながら最終的には読者の判断が、メディア各社の「言論の自由」の 基準に対して審判を下すと感ずる。つまり読者がメディア各社の報道姿勢に 対して支持・不支持をより明確にする時代になってきている。また支持する 基準が単なる興味本位ではなく、より公正な基準となっているように感ずる。

不正を隠蔽する企業が続々と社会から厳しい審判を受ける昨今である。この点 についてはメディア各社の報道が一役を買っている。しかしながら報道する側の メディア各社も他人ごととして済ませることはできないだろう。自身が発信する 内容によっては、自らが非難の的になるかもしれないからである。

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