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| ■混沌とする子供教育
(2003年8月5日号)
最近次の2つの報道に、日本の子供教育がいよいよ混沌として、方向性が定まらない様子を感じた。 まず、文部科学省が子供たちにうつ病が拡大しているのではないかと調査に乗り出す。次に、厚生労働省の 調査で、自宅に閉じこもり、社会参加しない、いわゆる、ひきこもりの年齢が上昇していることがわかった。 平均年齢は26.7才であるそうだ。 これら社会現象の背景は単純には説明できないだろうが、おそらく子供達が、そして大人までも、生きることに 明確な、また夢を感ずるような 「目的」、「目標」 を見失ったことによるのではなかろうか。そのことにより、 自分自身の気持ちが活き活きとすることも少なくなり、また困難があったとしても継続的に取組もうとする 意欲、情熱が低下してきているように思える。これといった 「目的」、「目標」 がなければ、どのような人でも やがて気持ちの起伏が乏しくなってしまうのは当然ではなかろうか。 従来は生活環境を良くすること、一流大学に入り一流企業に就職すること、或いは社会貢献することなどが、 生きることの 「目的」、「目標」 になったが、現在においては、生活環境は良くなり、一流企業も当てにならず、 社会貢献も働くことのひとつの動機ではあるものの、社会自体が不安定でいったい何をどのようにすれば 良いのか見通しがわるい。 ありふれた意見かもしれないが、これまでの歴史を振り返れば、自分のことだけを考えるのではなく、 社会とか、国とか、世界とか、より全体のために、大きな志をもって生きた人々は輝いていたし、後世に おいても評価されている。 子供教育だけではなく、すべてにおいて先が見えにくい混沌とした21世紀であればこそ、国家、世界の次元を 越えて、このような 「時代」 を変革しようとする動きが人々から待望され、やがて主流になるのではなかろうか。 (webmaster) WHI(ホワイハウ研究所)では、社会の様々な問題・課題を解決するために必要なことは「人間教育」、 とりわけ「人格教育」と考え、全国各地でセミナー、講演会、各種イベントを通じて人と人の懸け橋と なることをめざしています。ささやかな運動ですが、ご関心のある方はぜひご参加ください。心より お待ちしております。 |
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