■大晦日  (2002年12月31日号)


クリスマスが終わって1週間もたたないというのに、大晦日は長かった1年の最後の日で、 明日は新しい年を迎えるためか、街を歩いているとピーンとはりつめた雰囲気が漂う。

どこからともなく流れてくる「もういくつ寝るとお正月・・・」という慣れ親しんだ フレーズを聞いては、やはり日本人にはお正月が似合っているのかも知れないと 今更ながらに感ずる。

「お正月には凧上げてコマを回して遊びましょう。早く来い来いお正月。」
「お正月にはまりついておいばねついて遊びましょう。早く来い来いお正月。」

21世紀に入り2年めの2002年も、経済状況は好転しないままに終わった。 昭和最後の年である昭和64年(1989年)の大納会(年末最後の株式売買の日)では、 日経平均株価は歴史的高値の3万8915円となったが、その後のバブル崩壊により 今年2002年の大納会では日経平均株価は8578円で引けた。単純比較で1/4以下 となり、現在の株価の水準は19年前の状況にある。

世界的なテロ、戦争の脅威を拭い去ることができず、国内外の経済に明るい材料も 見えないことから、2003年の経済は相変わらず低迷するのはほぼ間違いないであろう。

しかしながら、いつまでたってもいわゆるバブルのような状況がもはや戻ってこないことを 悟った人々は、そろそろ違う方向に生活を見直すのではないか。経済の低迷に嘆いても 仕方なく、前述の歌詞の通り、かつて日本の子供たちはハイテクがなくても心から 日本の正月を愛し、楽しみにしていたことがわかる。お餅をついたり、親戚の家に遊びに 行ったり、そうした素朴な生き方がもっと見直されてもいいのではないかと思う。 無制限にお金を使えるようになることだけが、真の幸せにつながるのではないと再発見する 2003年であってほしい。

(YOSHI)



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