■揺れ動く経済の中で (I)  (2002年10月16日号)

2002年に入っても国内の経済状況には好転の兆しが見えず、このまま年末を迎える のか・・・と思う。先週はNY株式市場が急落したことにより、東京株式市場でも 連日バブル崩壊後の株価最安値を更新した。19年ぶりの安値である。

思えば過剰な消費に支えられた米国の好景気が幻想であり、現在の状況こそが本来の姿 だと思う。しかしながらかつて体験した好景気?を忘れられないのが現実の人間の姿 かもしれない。

経済の復興により衣・食・住の充足を限りなく追求してきたのが戦後の日本であった。 現在もまだ80年代後半のバブルを懐かしみ、夢をもう一度と願う日本人も少なく ないであろう。あの当時はよかったと。

経済の発展により、世界のどの都市と比較しても負けないくらい日本の都市は整備され、 街角にはおしゃれなお店が立ち並んでいる。クーラーがついていない電車、バスは まず見かけない。どのような食材も季節を問わず手にいれることができる。全国どこにでも コンビニが24時間営業し生活は便利になった。

しかしながら、一方で家庭の危機(戦後最高の離婚件数、育児ノイローゼ、自殺)、 教育の危機(学力低下、教育現場の荒廃、不登校)、経済の危機(高失業率、 外国勢の攻勢、金融不安)が高まっている。そして地球規模の環境破壊も加速している。

いったいどうなってしまったのか。何が問題なのか。 (つづく)

(YOSHI)



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