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| ■雪印事件
(2002年1月31日号)
雪印食品が狂牛病対策である国産牛肉買い取り制度を悪用して、輸入牛肉を国産と偽ったことが1月23日に 明らかになったが、やはりこのことは雪印食品が抱える問題の氷山の一角に過ぎなかった。この偽装問題に 続いて、28日には今度は狂牛病が検出された北海道産牛肉を熊本産として出荷していたことが明らかになった。 事態を深刻に受け止めた雪印食品は、牛肉はもちろん、鶏肉や豚肉を含む食肉事業から全面撤退する方針を 固めたようだ。 昔からスーパーにおける「製造年月日ラベル」の張替えについての「うわさ」はよく耳にしていたが、 上場企業ですらこのようなことを実際に行っていたと知っては、食品業界全体に対して疑心暗鬼に陥らざるを 得ない。 さて、この問題に関連して気になったことがある。政府、国会議員の間においてもこの問題について いろいろな発言が飛び出しているが、ある野党党首の発言である。 発言の趣旨は以下のとおりである。 一連の雪印食品問題で、政府はいったいどのような管理をしていたのか? 農相の更迭を含め責任を追求する。 私はこの発言を聞いた時に呆れ返ってしまった。なぜなら、国会議員として選ばれている以上は、野党であろうが、 政府与党であろうが、等しく国民を代表する立場にあり、国民生活を守る立場にあるはずで、このような事件が 発生したことに対して、どうして責任を「自分にも」向けないのかと感じたからである。 もちろん雪印食品に一番の責任があり、また監督省庁にも重大な責任があることには全く異論がないが、国会議員と いう立場であるならなおさら、そのような状況に陥ってしまったことに対して、「自らの至らなさ」を国民の前に 表明し、「自らの責任で解決策を提示」しようとすべきではなかろうか。現状の体制を批判するのではなく、現状の 体制を補い、責任を持とうとする議員、政党が出現すれば、やがて良識ある国民は必ず支持すると個人的には思う のである。 批判や、弁明より、国民の心を揺り動かす熱意ある言葉があればと感ずる。 (YOSHI) |
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