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| ■カブール解放 (2001年11月15日号)
11月13日、アフガニスタンの首都カブールは、これまで実質的に政権を握っていた支配勢力の撤退により解放された。その時の映像がテレビニュースにより流れているが、人々はホッとした笑顔の表情に満ちていた。 これまでの政権により音楽を聞くことも禁止され、特に女性は学校に行くことも仕事をすることも禁止され、顔がブルカですっぽり覆われていた。その抑圧された生活からようやく自由を得たのである。 一昨日、WHIホームページ宛てに、長野のH.Y.さんから衛星放送で流れたCNN番組についての報告があった。それはアフガニスタンにおける前述の勢力による虐殺に関するもので、一部を紹介すると次の通りである。 **************************************** 各地で民間人を虐殺して、男性は並ばせて虐殺しています。いきなり村にやってきて人を殺します。男性は,連れて行かれます。抵抗すると射殺されます。父を連れて行かれて、「父親を連れて行かれ私までいなくなったらどうするの。」といった母親を子供の前で射殺したそうです。有る母親は、小さい子供を連れ出され射殺され、もう一人の子供は連れて行かれたそうです。町のサッカー場は処刑場になっていて、人が処刑されます。サッカーゴールに人が首吊りにされるのです。女性は医者にかかることも許されません。就労が許されないから物乞いをするしかありません。襲われた村では、病院も破壊され壁に生々しい血痕が残されていました。遺体は顔の皮膚がはがされ、虐殺としか言いようがありません。その光景は目を隠してしまいたくなります。 女性の秘密抵抗組織があります。そこで女性は少女達に勉強を教えていました。「ここにいる子供達も法を犯していることになってしまいますが、このままでは、少女達が無学のまま大人になってしまうでしょう。」(元教師の女性)。首都カブールでは廃墟が建ち並んでいました。女性が家畜用の飼料を一握り買いました。子供達の飢えをしのがせるためです。病院は,洗面所が血で汚れ切っており,薬もほとんどなく医師も不足しています。女性の医師がパキスタンに逃げてしまったからです。アフガニスタンでは女性の出産時の死亡率は高く,5歳にならないうちに、子供の4人に一人は死亡しています。先ほどの女性の秘密抵抗組織では、秘密美容室をしています。決して見せることのない顔に化粧を施していきます。決して屈しないという抵抗なのです。見つかれば刑務所に入れられてしまうでしょう。処刑されてしまうかも知れません。 **************************************** さてカブール解放の後に、元支配勢力の本拠地であるカンダハルの陥落も間近のようである。アフガニスタン各地で抑圧されていた反対勢力が蜂起し、北部同盟に協力しているからである。 まだまだ戦争が終了したわけではないが、またアフガニスタンでの戦争が終結しても、いつ報復のテロがどこで発生するかわからない状況にあるが、米国によるテロに対する武力行使当初は、終結までに何年かかるかわからないと多くの人が指摘していた。しかしながら、誰も注目しなかった、抑圧された人々の感情は意外にも戦争を早く終結させ、国家を正常な状態に戻すような気配である。あっけないと言えば、あっけないが、人知では計れない時の流れを見た。 (YOSHI) |
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