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出発の日 (2006/04/12)


音楽教室で教えるようになってもう10年以上になります。 趣味で習いにくる人はまあいいとして、専門大学へ進みたい、なんて言われたらもう大変です。 私も一緒に戦場へ行って戦う!、くらいの気合いをいれなければなりません。

昨年の夏休み前に高校3年生のS子が突然私のところに訪ねてきて 「音楽大学を受験したい!」と言い出した時は、正直「すぐにあきらめるだろう」と思いました。 「今から受験勉強始めるのは遅いくらいよ。相当の覚悟が必要だけどできるの?」 それから私はS子に一見華やかに見えるけれど実際は音楽家への道のりが どれだけ厳しく孤独なものか・・という事を、延々と話しました。 それは、私自身が経験し辿ってきた道だからです。 「趣味で楽器を続けた方が楽しいよ。」なんて、意地悪なことを言う私。 S子は突然ポロポロと泣き出し、「私にはこれしかないんです」 と言って一歩も引きませんでした。

ある日S子のお母さんが訪ねて来られ、私にポツリと一言、 「あの子毎晩楽器を抱いて寝てるんですよ。」 その言葉に腹を決めた私でした。 それから猛特訓が始まりました。 スタートが遅かったこともあり、途中で何度も挫折しそうになりながらも、 何とか試験の日を迎えました。

試験の朝、私はS子にメールを送りました。 「ありきたりのことしか言えないけど落ち着いて頑張ってね。 そして、自分はなぜこの楽器を選んでなぜ今ここにいるのかもう一度思い出してね。 きっと不思議と力が湧いてくるよ。」 それから、S子から試験が終わったとメールが届きました。そのメールの最後に 「先生からもらった朝のメール、かなり感動しました!」と書いてありました。

そして桜の季節、今日S子からフォトメールが届きました。 新品のスーツを着て憧れの大学の正門の前に立つ教え子に、私はまたメールを送りました。 「これからどんな困難なことがあっても、今日の出発の日の気持ちを忘れないでね。」

( by brandy)





◆ WHI (ホワイハウ研究所) より

WHIの基本理念は 『 ホワイハウメッソド ( WHOM : Why HOw Method ) 』 です。 

WHOMとは、すべての事柄をWHY視点とHOW視点で分析し課題を解決しようという方法論です。 WHOMは人間を含んだ自然を客観的に探求し、 それらの背後に潜んでいる普遍性を発見し、 12の基本法則にまとめています。

WHOMを学ぶことには、次のようなメリットがあり、皆さまの日々の生活、そしてビジネスの羅針盤 としてその役割を果たすことを確信しております。

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A部分情報に左右されず可能な限り全体情報から分析できます。
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