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出張見聞記(4) ドイツ編 「ホテルの部屋(2)」 (2004/4/8)


部屋のベッドは、とても大きく日本ではめったに見ないキングサイズのようだった。縦と横がほぼ同じ長さ、つまり正方形である。いつもシーツはピンと張ってある。こんな大きなシーツをしわもなくいつも見事だと思って見ていた。会社から帰ってくるとそのピンと張ったシーツが迎えてくれる。枕はピラミッドのように三角形に盛り上げておいてある。しかし、布団は逆にシングルサイズのものが置いてある。最初は2つ置いてあったが、何日かしてひとつが撤去された。大きなベッドの端に小さな布団で寝た。端に寝ないと電気のスイッチに手が届かないのである。

朝、会社へ行くときには一応布団を簡単にたたみ、枕からはついた髪の毛を少し取った。ホテルなのだから、何も清掃係にまで気を使うことはないのだが、なんとなく何かで応えたいという気持ちになったからだ。

部屋の清掃は昼の時間に行うので係の人と顔を合わせることはなかったが、1、2週間して日中部屋に用事で戻ったとき廊下で会った清掃係の人がにっこりとして行き帰り挨拶してくれた。部屋を掃除しやすくしていることが心証をよくしているのかなあと喜んだ。

(wa)



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