| ■記事■ |
|
●出張見聞記(4) ドイツ編 「ホテルの部屋(1)」 (2004/4/5) 用意してもらったホテルは長期滞在用であった。寝室のほか、リビングとキッチンがついていた。日本の感覚からするととても広く、考えごとをするときにはぐるぐる部屋を回れそうだ。建物は古そうだが、中は掃除が行き届いていてきれいにしてある。 ドイツのこの地方の水はカルキ分が多く、水滴が乾くと白い粉が残る。洗面所の蛇口なども使ってそのままにしておくと白い斑点がつくのだが、この部屋の洗面台もバスタブも蛇口は、ピカピカに掃除してある。ドイツの家庭での主婦の自慢は、蛇口やドアのノブがピカピカに磨いてあることだと言うことを思い出した。シングルレバーの蛇口の動きはスムーズである。日本にも輸入されているものである。技術へのこだわりを感じさせる。 洗面所には、「タオルは、次の日も使うときにはハンガーにかけたままに、替えてほしければ床においてください」と書いてある。環境保護のためタオルも使えるうちは繰り返し使おうということだ。よく他のホテルでも見かける。毎日ハンガーにかけておいても何日かすると替えてくれた。 ただ、せっかくのキッチンは修理中で排水すらつながっていない。あることになっていたポットもない。よく見るとクッキングヒーターもまだ配線が終わっていないようだった。聞くと、ちょうどこの部屋は長期滞在用に改造したばかりで、その点は間に合わなかったと言うことだ。日本なら、平謝りのところだが、こちらはおおらかだ。イースターの前の断食月を過ごす前のお祭りのため、工事の人たちもお休み中だから3〜4日待って欲しいと言う。特にすぐなくても困るものではないから、とりあえずOKと言って待つことにした。 約束どおり、4日後にすべてがそろった。ついでに映らなかったテレビも新しいものに替わっていた。トイレのふたのちょうつがいが緩んでいて片手で開けると外れたが、両手で開ければ問題ないものだった。気分よく対応してくれているので、ひとつぐらいの不自由は受け入れようという気持ちなって、特に修理は頼まなかった。要求しないものは、基本的には直らない。主張することもここで生きていくための必要事項である。しかし、そのふたは、2日もしたら全く気にならなくなった。 (wa) |
||
|
|
||