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■21世紀の企業像 −ヴィジョン−

キーフレーズ:情報共有に必要なもの


従来、企業の経営資源として人、モノ、金があげられたが、現在のIT社会では情報の 重要性は計り知れない。如何なる経営戦略もまずは、自社と顧客と業界、さらには 人口動態、規制などの情報抜きでは立案できない。

企業は個人から成る集団であるため、各個人が所有する情報を集約・活用することに よって、企業としての経営戦略を決定する必要がある。ここにおいて『情報の 共有化』が重要となる。例えば、よく指摘されるように、顧客との交渉のフロント である営業の意見を、製造、開発などに活かすことによって、顧客が望む製品が 生まれるわけである。

ところが『情報の共有化』という言葉は叫ばれて久しいが、実際は一部の企業でしか 『情報の共有化』は成功していないと思われる。情報を共有するためのシステムは 様々なソフト会社によって開発が進んでいるが、それだけでは『情報の共有化』に 成功しない。

情報を握っているのは人間であり、その人間が自ら進んで情報を共有しよう (或いは提供しようと)と思う必要があるからである。情報には価値があるため、 情報を共有する人との間に信頼関係が無ければ、わざわざ有益な情報を相手に 提供してまで『情報の共有化』を図ろうとはしないであろう。またそもそも 『情報を共有』してでも何かしたいと思えるような相手や組織でなければ、 『情報の共有化』をわざわざ図ろうとはしないであろう。

結局『情報の共有化』の前に、情報を共有する者同士の信頼関係が重要となり、 さらにその信頼関係を築く前には、お互いの将来の方向性であるヴィジョンが 明確であり、共有化されている必要があると考える。

- Paris Paris -



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