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■21世紀の企業像 −組織論(W)−

キーフレーズ: 強い組織


「強い組織」の定義は観点によって異なるであろうが、ここでは強い組織となるために必要な ”構成メンバーに対する上層部の配慮”という点で記してみたい。

強い組織をつくるために、能力が優秀な構成メンバーで固めようとすることは誰でも思いつく ことである。実際企業ではヘッドハンティング、中途採用、新卒採用などで能力が優秀な 社員を確保しようとする。

しかしながら、この方法論にも限界がある。何故なら能力が優秀なメンバーばかりを集める ことは金銭的にも、人材的にも至難の業であるからである。また企業の業務の中には必ずしも 一流の才能がなければ出来ない仕事ばかりではないからである。

能力、それも”現時点での能力”を最重要視してしまうと、能力があると評価された人はやる気が でるかもしれないが、評価されない人はやる気を無くしてしまう。さらに能力が無い人は「ダメな 人」といった雰囲気が組織内に流れ、ぎこちない組織になってしまう。極端な例では内部告発と いったことも起きるわけである。

ではどのようにすれば良いのか? 現実的には能力のある人も、さほど無い人も企業には存在する わけであり、能力がさほど無い人に対しても”現時点での能力”故に「ダメな人」と決めつける のではなく、その人の”将来における能力”を期待するような上層部の配慮が重要である。もし あるプロジェクトを推進するのであれば、能力がさほど無い人に対しても、その人の役割とその 役割の重要性を明確に伝え、プロジェクト全体へ貢献度を評価する必要がある。

結局、能力のある者(強い者)だけを評価し、能力の無い者(弱い者)を評価しないという雰囲気 では無く、ふところの深い組織となっているかを組織上層部は意識しておかなくてはならない。

(YOSHI)





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