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■21世紀の企業像 −経営戦略(T)− キーフレーズ:敵か味方か? 一般に経営戦略とは『 企業の持続的競争優位を確立するための基本的枠組み 』と、 捉えられている。つまり競争に勝たなくてはならないと言っているわけである。 確かにビジネスと言えば、競争相手(競合他社)に負けないようにするために、 また生き残りをかけて、熾烈な価格競争、コスト削減といったことが連想される。 果たしてそのことは正しいのか? ある意味もっともなことを言っているのであるが、競争だけがすべてでは無い ことも感ずる。アグレッシッヴな企業集団であればあるほど、勇猛果敢に突き進んで、 相手を打ち負かすことに意欲を燃やすと思うが、落とし穴もある気がする。そして その落とし穴は深い。 読者のみなさんは競争相手を見た時に、即座に敵と見るか、味方と見るか、 どちらであろうか? 私は経験則から、まずは味方と見ることをお勧めする。何らかの形でパートナーに なることができないか、最低でも相手から学ぶことはないかという姿勢を大切に するのである。そして常に自分の味方として信頼関係を築くことの可能性を 意識し、努力するのである。 物事が好調の時は単独でも走りつづけることができるが、ビジネス環境もかつての ように大量生産の時代、ITと言えば何でも注目された時代ではない。現在ある 環境で、如何に顧客が満足できるものを提供し、かつ自分達のビジネスが成り立つかを 考える場合、どうしても協力関係が必要になる。そしてその協力関係は一朝一夕には 築けないのである。 しかしながら、自社に魅力がなければ誰も振り向いてくれない。相手も味方にしたいと 思うような内容なくしては何も起こらない。その点は最低限自社で努力すべき点で あり、他人のふんどしでビジネスに成功するほど甘くは無い時代であろう。ただ往々 にして、相手が味方にしたいと思うような成功を収めると、相手のことをばかにしたり、 無視したりすることが多い。そのような姿勢を続けると反感を抱かれ、いざという時に 協力を得ることができない。成功すればするほど、周囲まで意識を配る必要がある。 つまり味方にとして信頼関係を築くのである。誰しも困っている時に助け舟を得た 場合、そのことのありがたみは格別であろう。逆に困っている時に、突き放されたなら 2度と信頼関係を築くことは困難になるであろう。 結局、対立(敵対関係)から得られるものは少ない。経営全般、例えば経営戦略、 組織論、オペレーション、顧客サービス、品質管理などについてこのことは 言えるのではなかろうか。また今回のテーマは経営のみならず、人間関係全般に ついても応用できると感じている。 (YOSHI) |
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