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■21世紀の企業像 −経営者の視点−

キーフレーズ:社内外の「動機」に着目


ある会社における顧客リストを見る。するとAさんには多くの商品を購入して頂いている。ところが Bさんからは限られた額の購入しかない。この結果から当然Aさんをお得意さん(ヘビーユーザー) として優遇すべきである。本当であろうか?

次に社員リストを見る。Cさんは経験もあり売上に大きく貢献している。Dさんは未だ売上に対する 貢献が限られている。この結果からCさんを優遇すべきである。本当であろうか?

顧客、社員以外のステークホルダーに対しても同様のことを確認する必要がある。

ステークホルダー: 会社にとって利害関係者のこと。例として顧客、社員、社員の家族、株主、銀行、 債権者をあげることができ、最近では地域社会までをも含める場合が多い。

現時点において会社にとってプラスのように見えるステークホルダーであっても、安心してはならない。 すべてのステークホルダーは流動的であり、次の瞬間に消え去るかもしれない。それ位現代はいい意味 でも、悪い意味でも変化が速い。

何某有名な仕入れ先ですら、もしいい加減な経営がそこでなされているのであれば、何れ自然淘汰される であろう。その時大きな痛手を受けるのは自分の会社である。

動機が明確であり、適切な動機をもった組織、個人は、原則発展せざるを得ない。また少々の困難が あったとしても乗り越えて行けるであろう。だからこそステークホルダーの動機に着目して付き合う 必要があると感ずるわけである。

とは言え、経営者がステークホルダーの動機に着目するということは、自分自身もいずれステーク ホルダーから動機を問われることは確実であろう。

21世紀は「動機」が重視される時代、即ち本質が問われる時代となってきている。そのことは今世紀に 入ってから国内外で発生している様々な社会問題を通して容易に理解できる。前述の通り、動機が 曖昧であったり、不純であったりする個人、企業は何れ社会から自然淘汰される。

さて「動機」には何らかの理念や、哲学がその背景にある。そのため企業理念や、企業哲学なくしては、 適切な「動機」を社内で継続的に維持することは不可能で、企業の継続的成功、発展も限られるで あろう。そのため、企業理念、企業哲学をまず明確にしてから、如何に会社組織、経営戦略に反映 させ、浸透させるか、そして社員、或いは社員の集合体である会社の「動機」を大切にするかが経営者の 視点として重視されるべきと考える。

(YOSHI)





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